ダウンロードから、実際の解析まで
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高橋 善樹 著
2011年10月19日発売
B5判
192ページ
定価 \2,530(本体 \2,300)
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ISBN978-4-7775-1634-6 C3042 \2300E
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≪ダウンロードから、実際の解析まで≫
本書は、「Algodoo」の可能性を示すことを目的に、力学系の解析例を多数紹介したものです。
「Algodoo」(アルゴドゥ)は、描いた絵が動き出す楽しさを追求した「物理シミュレータ」です。
本来、「物理シミュレータ」は「物体の挙動」を“もっともらしく”再現しようというのが目的です。
そして、その“もっともらしく見せる”ために、「運動方程式」はもちろん、さまざまな「力の法則」や「物体の力への応答」などの機能を内蔵しています。
つまり、「物理シミュレータ」は、生まれながらにして「力学シミュレータ」なのです。
「Algodoo」は、「目的の場面をただちに再現できる手軽さ」「高速高精度の数値解析ソフトにひけをとらない信頼性」「力学環境条件の設定の自由度の高さ」「カラフルで楽しい画面でのデモンストレーション」などの特長があります。その結果、専門的技術的なシミュレーションこそできませんが、単なる「子どものおもちゃ」以上のものになっており、今回の試みにつながっています。
なお、「Algodoo」のデモバージョンは、無料でダウンロードでき、「15時間100オブジェクトまで」という制限はあるものの、本書のサンプルを試すには充分な機能をもっています。
※著者は福島県立喜多方桐桜高等学校の現役物理教師(東北大理学部卒)。
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■ 主な内容 ■ |
ColorIndex 「Algodoo」利用の流れ 「サンプル・プログラム」について
【1】 「Algodoo」(Phun)のダウンロードとインストール |
【2】 ともかく動かしてみる |
【3】 シーン作成の基本操作 |
【4】 典型的な力学オブジェクトの作成 |
【5】 簡単なシーンを作ってみ |
【6】 3分で出来る「ラザフォード散乱シミュレーション」 |
第2章 |
「力学シミュレータ」としての「Algodoo」の可能性を探る |
【1】 「力学シミュレータ」としての「Algodoo」の機能 |
【2】 物理教育における「Algodoo」の活用 |
【3】 「Algodoo」で力学問題に挑戦 |
【コラム】数値積分ツール「POLYMATH」 |
第3章 |
「Phun/Algodoo」を活用した「力学系解析」の実際 |
【1】 トラスの静力学 |
【2】 「単振子」のシミュレーション |
【3】 人工衛星の運動 |
【4】 「たまごころりん」モデルシミュレーション |
【5】 「2重振子」のモード |
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【1】 静力学 |
【2】 放物運動 |
【3】 衝突と運動量保存 |
【4】 エネルギー保存 |
【5】 剛体の回転と角運動量保存 |
【6】 振動と波動 |
【7】 中心力 |
【8】 電磁気学 |
【9】 機構学 |
【10】 幾何光学 |
【1】 静力学 |
【2】 放物運動 |
【3】 衝突と運動量保存 |
【4】 エネルギー保存 |
【5】 剛体の回転と角運動量保存 |
【6】 振動と波動 |
【7】 中心力 |
【8】 電磁気学 |
【9】 機構学 |
【10】 幾何光学 |
索引
※ 内容が一部異なる場合があります。発売日は、東京の発売日であり、地域によっては1〜2日程度遅れることがあります。あらかじめご了承ください。
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