商用の「MATLAB」とフリーの「Octave」「FreeMAT」を自在に活用!
|
一條 博 著
2011年 4月25日発売
A5判
304ページ
定価 \2,750(本体 \2,500)
|
ISBN978-4-7775-1597-4 C3053 \2500E
|
|
《求め方→区別→利用法》
制御という世界は非常に多彩です。「制御を行なう主体」と「制御を行なわれる対象」はさまざまあります。その手段も同様です。しかし、その過程を理解するには、制御についての表現が必要です。「伝達関数」はそのための方法の一つで、制御工学の基本中の基本となります。
本書の目的は、この伝達関数について、「どうやって求めるか」「どのような性質があるか」「その性質はどのように利用できるか」を考えることができるようにすることです。
得られた「伝達関数」は、個人のPCではフリーの「Octave」や「FreeMAT」を使い、学校や職場では商用の「MATLAB」で解析し、システムの「周波数応答」や「時間応答」をグラフ化します。
(そのため、「MATLAB」(FreeMAT)と「Octave」のどちらでも処理できる方法を解説しています)。
|
|
■ 主な内容 ■ |
はじめに
[1-1] 制御とは |
[1-2] ブロック線図と制御の種類 |
[2-1] フィードバックの分類 |
[2-2] 目標値の性格による分類 |
[2-3] 使用分野による分類 (制御量の種類による分類) |
[2-4] 操作するエネルギーによる分類 |
[3-1] 回路の基本的な定理 |
[3-2] 能動素子 |
[3-3] 受動素子 (周波数とインピーダンス |
[3-4] 「能動素子」による回路 |
[3-5] 演算増幅器(オペアンプ)の機能 |
|
[4-1] 伝達関数 |
[4-2] ボード線図 |
[4-3] ブロック線図 |
[4-4] ラプラス変換 |
[4-5] 逆ラプラス変換 |
[4-6] 「ラプラス変換」の利用例 |
[5-1] 周波数応答 |
[5-2] 時間応答 |
[5-3] 時定数 |
[5-4] 複雑な伝達関数 |
第6章 |
「MATLAB」「Octave」「FreeMAT」 |
[6-1] 「MATLAB」「Octave」「FreeMAT」の概要 |
[6-2] MATLABの使い方 |
[6-3] Octaveの使い方 |
[6-4] 「FreeMAT」の使い方 |
[column] 最新の「debian Linux」の注意
[7-1] システム評価の方針 |
[7-2] 「MATLAB」「Octave」によるブロック線図の表現 |
[7-3] 伝達関数とブロック線図 |
|
[7-4] 「一次遅れ」「二次遅れ」要素の、「周波数」と「時間応答」の比較 |
[7-5] 「能動素子」による構成の「時間応答」 |
[7-6] フィードバック制御 |
[7-7] フィードバックの応用 |
|
[column] 参考書
おわりに 索引
※ 内容が一部異なる場合があります。発売日は、東京の発売日であり、地域によっては1〜2日程度遅れることがあります。あらかじめご了承ください。
|
|
|
|