次は?石油45年→ウラン75年→太陽10億年以上
|
今仁 和武 著
2010年 1月15日発売
A5判
256ページ
定価 \2,090(本体 \1,900)
|
ISBN978-4-7775-1492-2 C3042 \1900E
|
|
『日本図書館協会選定図書』
世界のエネルギー需要は、2009年では石油換算で約110億トンですが、今世紀の中ごろには200億トンとなると言われています。この需要に対して、資源の可採取年数としては、「石油」が約45年、「ウラン」が74年(太陽は十億年以上)です。
本書では、「エネルギー需給」、「石油」と「火力発電」の現状を調べ、エネルギー需要への対策として、「太陽エネルギー」や「原子力発電」の現状を検討します。また、未来技術である「核融合発電」についても、基礎として「プラズマ物理」を復習し、「磁場閉込め核融合」「慣性閉込め核融合」の研究現状を概観します。
最後に、『「核分裂」「核融合」ハイブリッド炉』の概念を検討し、「反水素起爆核融合」を紹介します。
|
|
■ 主な内容 ■ |
はじめに
[1.1] エネルギー資源埋蔵量
[1.2] エネルギーの需要
[1.3] 石油と石炭
[1.4] 天然ガス
[1.5] 火力発電の熱効率
[1.6] メタン・ハイドレート
[1.7] 自然エネルギー
[1.8] 深海冷水で台風緩和
[1.9] 水素と燃料電池
[1.10] 原子力
[2.1] 太陽エネルギーの特性
[2.2] 「日射量」と「太陽位置」の予測
[2.3] 温水コレクター
[2.4] 産業用ソーラー・システムと熱発電
[2.5] 太陽電池の特性
[2.6] 太陽電池の等価回路
[2.7] 家庭用光発電システム
[2.8] 大型「太陽光発電システム」
[2.9] 宇宙太陽光発電
[2.10] 太陽追尾光発電
[2.11] スマート・グリッド
|
[3.1] 原子の構造
[3.2] 原子核の反応
[3.3] 同位元素と放射線
[3.4] 原子核分裂
[3.5] 「核分裂 連鎖反応」のシミュレーション
[3.6] 中性子の拡散と減速
[3.7] 原子力発電の歴史
[4.1] 原子力発電所の構成
[4.2] 軽水炉の構造と改良
[4.3] 原子炉制御のシミュレーション
[4.4] 「核計装」と「核分裂 計数管」
[4.5] 熱サイクル
[4.6] 原子力発電所の事故
[4.7] 「軽水炉」の耐震と地震免震
[4.8] 「核燃料サイクル」のプルサーマル
[4.9] 核廃棄物処理
[4.10] 軽水炉の経済性
[4.11] 高温ガス炉
[4.12] 高速増殖炉
[5.1] プラズマ物理とMHD発電
[5.2] 磁場閉じ込め核融合
[5.3] 慣性閉じ込め核融合
[5.4] 「核融合」「核分裂」ハイブリッド炉
[5.5] 「反水素 起爆 核融合」のシミュレーション
エピローグ
あとがき
参考文献
索引
※ 内容が一部異なる場合があります。発売日は、東京の発売日であり、地域によっては1〜2日程度遅れることがあります。あらかじめご了承ください。
|
|
|
|